捨活トレーニングでは、一時的に一念発起して片付けるのではなく、そもそも、モノにたいする発想を変えよう、ということです。
「もったいない」という心で、さまざまなモノをため込むことで、家がどんどん不快になるし、生活空間が狭くなります。
そして、さらにそれらのモノを上手に「収納」しようと、棚や収納グッズが無限に増えていく、これがいままでの収納術でした。
確かに、モノは私達の生活を豊かにしてくれます。しかし、私達が食べ物がありすぎて肥満に悩むのと同様、家もすっかり肥満状態です。
肥満の防止のためには、適切ないいものだけを食べること、そして、なるべくしっかりと活動してエネルギーを消費するのが必要なように
・必要なものだけを家に入れる
・必要ないモノや、ゴミはなるべくまめに外に出す
という繰り返しが必要になります。
いろいろ整理をしていると無意識に「とっておいて」しまうことがあります。
せいぜい1つか2つずつ残して、あとは捨てればいいのに、
ついつい、「ふと気づいたら、棚に積んでいる」わけです。
その繰り返し、繰り返しが、将来使うかも知れないけれども、今は使わないものの山になっていきます。
では、なぜ捨てられないのか。その正体は「思い込みと先送り」です。
捨てるには力が必要です。
その力がないから、捨てないと、ということで先送りしてしまうのです。
捨てる力がないからため込む→ため込むから捨てる力が備わらず、ますますため込むということです。
しかも、ため込めばため込むほどなにがおきるかというと、モノが見つからないので、
結局、せっかくためたモノを再活用するのではなく、またどこからかモノを買ってくる、という悪循環になります。
ぜひ、モノを捨てる力を鍛える「捨活トレーニング」を一種の「脳トレ」だと思って、チャレンジしてみてください。